蓼科山365日 10-12-19 野分
今回の超大型台風は勢湾台風並みのようだ。
台風第15号(国際名:ヴェラ/Vera)は、1959 年9月26日に潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心とし、
ほぼ全国にわたって甚大な被害を及ぼした台風。
当時、名古屋市に住んで居て、高校生だった。
被害は大惨事で友人の多くも犠牲者になった。
当時、長野県では近くにある諏訪大社の御柱に使うモミの神木に被害があり、今住んで居る地元の山より切り出したことがあった。
台風は上空の風に流されながら移動していきますが、地球は自転しているため、その影響から北へと向かう性質を持っています。
台風は北半球でのみ問題になっているが、南半球でも発生しているのだろうか?
元となる「熱低」は赤道付近か、赤道直下で生まれ北半球に昇って来るので、ないのか?
今年も海水温度が30度と高い為に異常発生しているらしい。
「熱低」は地域によって呼び名が違う、東南アジア付近では「台風」、インド辺りのベンガル湾やアラビア海では「サイクロン」、北大西洋、メキシコ湾やカリブ海では「ハリケーン」と色々。
日本では古来「源氏物語」にもあるように「野分」という素晴らしい文学的な言葉がある。野の草を吹き分けるほどの激しい風のこと! 最近はまさに「野分」です。
子供の頃、疎開先で「台風の目」の中を体験した。
渦を巻いている台風の中心(目)は、穴が開いたように雲のない場所ができている。
そこでは中心に向かって「反時計回り」に強い風が吹き、中心では空気が早く回転している為、その遠心力によって雲が外にはじき出される。
当時の記憶では、周囲は無風で、空は黄色く見えた!
無事、被害が最小限になる台風一過を祈っています。
森の人