蓼科山365日 10-16-19 ススキの穂

まだまだ台風の爪跡が残り、裏の林道は雨で深くえぐられ
プチ.グランドキャニオン状態のまま.....。

季節は関係なく、一雨ごとに秋は深まっています。
今朝の気温は4度で今シーズン最低温度です。

ススキの穂も気のせいか哀れを感じる、もともと「ススキ=物寂しい」イメージがあるが、古来詩歌などに詠まれ日本の文化には欠かせない植物です。

原野一面に尾花が西日を浴びて波打つススキの広がりも美しいが、逆光の朝陽に白く輝き深まり行く秋を感じさせるのも格別です。

 

美術家、篠田桃紅さんは書いている;

「かるくなった穂が、風になびいて、ゆれて光るすすきの、名付けようのない色、私はそれをきわまった秋の色と思い、穂波のゆくえを見ている。こんなにもゆたかで、
寂しい色はないようなきがする」

 


森の人