秋の田園風景ー稲刈り

秋の風景の風物詩である「稲刈り」という言葉はまだ健在か?

機械化され、「カマ」をもって「稲を刈る」ということもなく「コンバイン」であっという間に終わってしまう昨今です。

その後の乾燥に関しては、立科ではまだ「はざかけ」を
二段掛けでやっている農家があります。

地方によっては4~5段掛けの所も見たことがある。
コンバインでサイロでの機械乾燥よりは、手暇をかけた「はざかけ」の「天日干し米」の方が味が良い。

一時農薬を使っていた時比べ、最近は有機農法が多くなり「イナゴ」が増えてきたようです。

昔、我々が子供の頃は「カルシュウム」不足を補うため「イナゴ」の「から揚げ」や「佃煮」を食べさせられましたが、口の中が「もさもさ」して美味しいものではなかったような気がします。

今は「ビール」のつまみに早変わりで、昔を懐かしく思う。

また農薬の減少により立科でも「ツボ」がとれるようになった。田植えが済んでから「アイガモ」を放して、草取りをやってもらっているところもあります。「食の安全」にもつながっています。

 

芭蕉
 
 世の中は稲刈るころか草の庵

山頭火

 みんなではたらく刈り田ひろびろ

子規

 見下せば里は稲刈る日よりかな

 

 

森の人