山に住むイナゴ?バッタ?

標高1500mの高原に「イナゴ」と思しき「バッタ」がいる?

見たところ「殿様バッタ」とは色と大きさが随分違い小さいので、「イナゴ」かなと思う。

イナゴは子供の頃によく食べたので、捕まえて食べてみるとイナゴかバッタか判明するのだが!

漱石の「坊ちゃん」の一節に、生徒がいたずらにイナゴを主人公の蒲団の中に入れ、大いに憤慨させる場面がある。

「おれはバッタの一つを生徒に見せて、「バッタたこれだ。大きなずう体して、バッタを知らないた、何の事だ」といきまくと、一番左の方に居た顔の丸い奴が、「そりゃ、イナゴぞな、もし」と生意気におれを遣り込めた」とある。

西洋人は、バッタ、コオロギ、キリギリス、スズムシなど全部まとめて「虫」と言う概念しかない。
気の毒に思う、虫に対する愛着も無ければ詩情もない。無味乾燥である!


一茶

 夕月や流れ残りのきりぎりす

 

森の人