紅葉ー四季の高燈台(タカトウダイ)

山野草の中には春、夏、秋とそれぞれ特徴をもって楽しませてくれる植物がある。

山菜にもなるし、紅葉を楽しませてくれるのもあり、また中には毒草もありと色々である。

この「タカトウダイ」は花の付き方がちょっと珍しい高山植物です。春には淡い緑の姿を、秋にはそれが紅葉するので楽しみになります。

茎の一番上にまるで燈台の光を周りに散りばめているような姿をしている。こんなところかい緑ら名が付いたのだろう。こんな可憐な姿をしていても毒がある。葉や茎などに傷がつくと白い樹液を出す。

乾燥した根茎を中国では生薬「大戟」(タイゲキ)と呼び、腎臓病のむくみの改善に古くから用いられているそうだ。

今まで見てきた毒草はほとんど漢方で生薬として有用に活用できるので、素人には毒でもその道の専門家には貴重な薬草になっています。

花言葉は字の如く燈台で「明るく照らして」。

 


森の人